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識別子の型文字
変数、または定数の宣言時にデータ型を指定するために「型文字」を使用できる。
型文字は識別子の直後に付与するが、型文字自体は識別子(変数名、定数名)には含まれない。
例えば、型文字を用いた宣言文
Dim L%
は型を明示的に指定した
Dim L As Integer
と等価で、変数名は L である。
以下に使用できる型文字の一覧を示す。下表に含まれない型( Boolean など)には識別子の型文字が存在しない。
| 型 |
識別子の型文字 |
記述例 |
| Integer |
% |
Dim L% |
| Long |
& |
Dim M& |
| Decimal |
@ |
Const W@ = 37.5 |
| Single |
! |
Dim Q! |
| Double |
# |
Dim X# |
| String |
$ |
Dim V$ = "Secret" |
リテラルの型文字
リテラルの末尾に付与することで、型を強制的に固定できる。
| 型 |
リテラルの型文字 |
記述例 |
| Short |
S |
I = 347S |
| Integer |
I % |
J = 347I J = 347% |
| Long |
L & |
K = 347L K = 347& |
| Decimal |
D @ |
X = 347D X = 347@ |
| Single |
F ! |
Y = 347F Y = 347! |
| Double |
R # |
Z = 347R Z = 347# |
| UShort |
US |
L = 347US |
| UInteger |
UI |
M = 347UI |
| ULong |
UL |
N = 347UL |
| Char |
C |
Q = "."C |
既定のリテラル型
型を明示しない場合、リテラルの値によってデータ型が決まる。
| 形式 |
既定の型 |
例 |
| 整数( Integer に格納可能) |
Integer |
2147483647 |
| 整数( Integer の範囲外) |
Long |
2147483648 |
| 小数部のある数値 |
Double |
1.2 |
| 二重引用符で囲まれている |
String |
"A" |
| ナンバーサインで囲まれている |
Date |
#5/17/1993 9:32 AM# |
16進数、2進数、8進数のリテラル
通常、整数リテラルは10進数として解釈されるが、プレフィックスを付与することで基数を変更して表現できる。
「リテラルの型文字」を併用できる。
| 基数 |
プレフィックス |
記述例 |
| 16進数 |
&H |
&HFFFF |
| 2進数 |
&B |
&B01111100 |
| 8進数 |
&O |
&O077 |
アンダースコアによる補助表現
Visual Basic 2017以降では、グループ区切り記号としてアンダースコア( _ )を使用して桁数を判別しやすくできる。
例
' 2進数を8ビットずつのグループに区切る
Dim number As Integer = &B00100010_11000101_11001111_11001101
またVisual Basic 15.5以降では、プレフィックスと数値との間にアンダースコアを使用できる。
但し、この場合はプロジェクトファイル(VBPROJ)に以下の記述を追加する必要がある。
<PropertyGroup>
<LangVersion>15.5</LangVersion>
</PropertyGroup>
例
Dim number As Integer = &H_C305_F860